SSブログ

ピナス再来 [フランス音楽事情(MAGMA、ZAO等を中心に)]

ピナスがまた来る。

今回はフランス大使館がメインになって企画したドゥルーズ関係のイヴェントということでかなり大掛かりである。

僕は高校の時からピナスの音楽は聴いているが、ドゥルーズにはあまり関心を持ってこなかった。まさか音楽がらみでドゥルーズに辿り着くとは思っていなかった。

ところで、仏文研究者の間でドゥルーズと言えば人気の高い哲学者の一人であるが、その中でピナスの存在を知っていた人はどのくらいいたのだろうか。反対にピナスのファンの間でドゥルーズに詳しい人はどのくらいいただろうか。それをと思うと少しおかしい。

本来は両方知っているのが望ましい。

だが、かくいう私も仏文研究者のくせしてピナスは好きだが、ドゥルーズはあまり詳しくない。もしドゥルーズが好きだったなら、研究テーマは「マラルメと音楽」ではなく「ドゥルーズと音楽」であったかもしれない。

・agnes b. presente 「ドウルーズ・アナロジック」 (Super Deluxueでのコンサート) 2500円
・回顧映画上映会「Image-Mouvement」 日仏学院 1000円
・「ジル・ドゥルーズによるアベセデール」(テレビ用長時間ドキュメンタリー) 日仏学院 無料
・シンポジウム:「ドゥルーズとシャンソン」 日仏学院 無料
・ドウルーズ展覧会 ポスター展 10月17日〜31日 日仏学院 無料

主催:フランス大使館文化部、東京日仏学院、 Super Deluxe
協力:フランス外務省、ユニフランスフィルム、中央大学、Sodaperaga、Le Theatre du Temple、Europe Images、Arcapix、Romz Records,Cuneiform records, Poseidon, Ground Cobra.
フランス大使館情報 http://ambafrance-jp.org/album.php3?id_article=2000&debut_image=1
日仏学院情報 http://www.institut.jp/agenda/festival.php?fest_id=34
Super Deluxe情報 http://www.super-deluxe.com/2007/10/20/deleuze-analogique/


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

yokonozo

>本来は両方知っているのが望ましい。

少し本題からそれますが、
最近は好きな歌手やバンドのことを調べまくるってのが少ないのかなあと。
たまたまmixiのとあるコミュニティで、
ある人が質問トピックを立てているのを見かけて、そんなことを思いました。
好きな相手のことだから、
関係することや、ましてや昔の楽曲なんか調べまくるのが当たり前だと思っていたのですが…
そうじゃないみたいです、最近は。
情熱が足りない?のかしら。
by yokonozo (2007-10-18 17:23) 

黒木

ありがとう御座います。

MAGMAというバンドがあって、熱狂的ファンのIさんとMさんという友人がいます。来日にした時に彼らのインタヴューを僕が通訳したので皆メンバーとも顔見知りです。

で、私はフランス語が出来る特権を利用してミュージシャンと親しくなり、フランスに行くたびにあったりしているのですが、ヴォーカルのアントワーヌが言うには「Iのやつ、すごいよ。現役メンバーのオレたちよりMagmaのこと詳しいんだもん」

彼らを見ていて、「お、これはまさしく文学研究者のやっていることそのものだ」と思いました。
by 黒木 (2007-10-18 22:05) 

yokonozo

それこそまさに、鏡ですね。
素晴らしい!!!

研究ってそんなところから始まったり、深まったり…
by yokonozo (2007-10-18 23:07) 

黒木

研究ってそんなもんなんですが、あまり知られていないのがちょっと悲しいですね
by 黒木 (2007-10-19 19:34) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。