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恐るべしMAGMA人脈/祝Bugel Koar初来日 [フランス音楽事情(MAGMA、ZAO等を中心に)]

 この度、初来日を果たすBugel Koarのマルトを僕に紹介したのは反ネオリベ活動の盟友で経済学者のジャン=フィリップだった。そのジャン=フィリップを僕に紹介してくれたのはあのMAGMAのギタリスト、ジェイムズである。

 去年、ジャン=フィリップ関係の仕事(と一応そうなっている)でパリを訪れた時、ジャン=フィリップが「今日、フィリップ(MAGMA)が参加しているMadomkoってバンドのライヴがあるあるんだけど、マルトが飛び入りでゲスト参加するそうなんだよ。行くんだったらマルトに会ってきたら」と言う。で、フィリップに電話すると、時間があるんだったらリハの時から来ていろよ、と言う。当然、行くことにする。

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このときがマルトと初対面。彼女は来るまで何の曲をやるか知らず、ほとんどぶっつけだったが、まぁ、彼女の持ち歌をバンドが即興で合わせて演奏、という感じだった。

マルトはCDではお洒落な感じでじっくりと歌っていたが、ステージの上ではなかなかの迫力である。地元ブルターニュで絶大な支持を得ているミュージシャンであることが良く分かる。

しばらくして、ジェイムズがライブをやるから来いよと言う。ジャズトリオをやっていると言う。場所はトリトン。もちろん、二つ返事OKする。

このバンド、UP DRIVE TRIOという。サックスのジル Gilles Wolff、ドラムはOne Shotのダニエル、コントラバスを弾いているのはジェイムズだ。さて、サックスをふいているジル、見たことあるなと思っていたら数日前フィリップ(MAGMA)と飲んだくれた時、一緒に一杯やった人だった。

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リハの合間にちょっと一杯やろうと言うから、トリトンのすぐ近くのカフェにダニエルとジェイムズとともに赴く。するとマルトがやって来た。

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マルトとダニエル(トリトンすぐそばのカフェにて)

早速、何か歌えということになる。で、ジャズのスタンダードナンバーAll of meをやることになる。歌詞知らないよ、というマルトに対し、適当にでっち上げろ、とジェイムズ。

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試しに歌っているマルト、ピアノを弾いているのはジェイムズ

いやいや極めてまともなジャズでした。

その日の晩は、ジェイムズやダニエルと一緒に、ジルのうちに泊めてもらった。で、ジルのうちまでトリトンのマスターに車で送ってもらった。彼らと一緒にいたので、僕までミュージシャンだと思われた気配である。


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コメント 4

yokonozo

同じくミューッジシャンに見えたというのは、
それっぽく見えたからかもしれませんよー。
ふふふ…
by yokonozo (2008-06-03 08:07) 

黒木

xml_xslさん、ありがとう御座いました。

向こうは同業者同士の結びつきが強いのです。ライヴ終わった後で、楽屋で音楽の話をしているので、それは仕方ないのでしょう。

ジェイムズに関しては、彼のうちに行った時、2人でギターを手に取り30分くらいインプロヴィゼーションをして遊んだことがあったので、彼は僕のことを学者だけど、ギターも弾くとは思っています。
by 黒木 (2008-06-03 08:31) 

か

黒木さん、先日は仙川でお世話になりました。マグマの最新情報はここでつかめる! ってのがこのブログですね! これからたびたびチェックさせていただきたいと思います!
by か (2009-10-27 12:20) 

黒木

どうも。

最新情報かどうか分かりませんよ。何せ、凄まじいまでのマニアがいますから、マグマには。

時々、ミュージシャン本人からメールが来るよ、という程度です。
by 黒木 (2009-10-27 15:02) 

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